こんにちは。
山形駅東口より徒歩10分、県道16号山形停車場線沿いにある歯科医院の十日町デンタルクリニックです。
本格的に暑~い季節を迎えましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
この季節には、夏祭りや海水浴、アウトドアアクティビティなど、楽しいイベントや思い出作りのチャンスがいっぱいですね。
そして、こんな暑い日が続く毎日に恋しくなるのが、キーンと冷えた、冷たい飲み物!
でも、実は……。
その飲料、お口のトラブルの原因となってしまうかもしれません!
今回は、そんな飲料とお口の関係についてお話ししたいと思います。
酸性度の高い飲み物は要注意
みなさまは飲料のpH値をご存じですか?
pH値とは、その液体が酸性なのかアルカリ性なのかを表す指標です。
pH7.0が水などの中性のもの、値が低いほど酸性、高いほどアルカリ性度が高いことを表します。
夏に飲みたくなるコーラなどの炭酸飲料やスポーツドリンク、酸味のあるオレンジジュースはpH2~4と非常に酸性度の高い飲み物です。
これらの飲料を摂取することで、歯の表面のエナメル質が溶け始め、その下にある象牙質が露出してしまいます。
それにより、冷たいもので歯がしみる知覚過敏の症状や、むし歯のような痛みが起こります。
この状態を酸蝕症といいます。
では、どうすれば酸蝕歯のリスクを減らすことができるでしょうか?
歯を溶かさないための対策は?
①ダラダラ飲みをやめる
唾液には酸性に傾いたお口を中性に戻す力があります。
しかし、ダラダラ飲みをしていると唾液による作用が追い付かず、常に歯が酸にさらされている状態になってしまいます。
②すぐに水やお茶で口をすすぐ
口の中の酸性度を中和するために、飲料を摂取した後は水を飲んで口をすすぐ習慣をつけましょう。
③飲料を摂取した後にキシリトール100%のガムを噛む
キシリトール入りのガムを噛むことで、口の中の酸を中和し、歯の健康を保つことができます。
④フッ素配合の歯磨き粉を使用する
フッ素は歯を強化し、むし歯のリスクを減らす効果があります。
フッ素が配合された歯磨き粉を使用することで、酸から歯を守ることができます。
これらのポイントに気を配ることで、美味しい飲料を楽しみながら、健康な歯を保つことができます。
この夏は熱中症や酸蝕症に負けず、健康的で楽しい日々を過ごしましょう!