こんにちは!
山形市十日町、山形駅から徒歩10分の歯医者、十日町デンタルクリニックです。
山形駅から車で30分程の山形市村木沢地区の出塩文殊堂(あじさい寺)では、6月になると40種のアジサイが咲き誇り、開花に合わせてむらきざわあじさい祭りが開催されます。
雨の多い季節ではありますが、少し足を伸ばしてこの季節ならではの空気をぜひ味わってみてください。
今回は、身近な存在でありながら、意外と知識がなくてどうすればいいか分からない……となりがちな「親知らず」についてご説明していきたいと思います。
親知らずは抜歯するべき?
必ずしも抜歯が必要なわけではありませんが、親知らずが生えてきたら一度早めに歯科医院で検査を受けて、抜歯が必要かどうか判断をしてもらうことをおすすめします。その理由は主に4つあります。
①むし歯や歯周病の原因になりやすい
親知らずは最も奥に生えるため、歯みがきがしづらく汚れが溜まりやすい傾向にあります。そのため、むし歯や歯周病を引き起こしやすくなります。
②抜歯は顎が成長する前に
顎の成長は20歳後半頃までに完了するといわれています。
顎が成長すると硬く厚くなり抜歯がしづらくなるため、早めに診断を受けて抜歯の有無を判断してもらった方がよいでしょう。
③回復が早い20代のうちに
回復力がある20代までに抜歯をしておくと、術後の痛みや腫れを比較的抑えることができます。
④親知らずが成長しきる前に
生えたての親知らずは歯根が完成していないため、比較的抜歯しやすい状態です。
特に下顎は神経と離れているケースが多いため、手術のリスクも低く、術後の痛みも軽減されます。
親知らずを放置すると…
前項でお伝えしたように、親知らずは歯ブラシが届きづらく、汚れが溜まりやすくなります。
溜まった汚れはむし歯や歯周病の原因になるほか、口臭などにもつながります。
また、親知らずがまっすぐ生えていないと前の歯との間に汚れが溜まりやすく、智歯周囲炎と呼ばれる炎症を起こすケースがあります。痛みや腫れを伴い、治療を行っても繰り返し炎症を起こしてしまう可能性が高いため、そういった場合には抜歯することをおすすめします。
斜めや横向きの親知らずは要注意
痛みがなく、親知らずがまっすぐ生えている状態なら抜かずに様子を見ます。しかし横向きや斜めに生えている場合は、歯ぐきの中で隣の歯を押してしまい、歯並びの乱れを引き起こす恐れがあるため抜歯を検討します。
隣の歯根を押してしまうことで、歯根を溶かしてしまうケースもありますので、早めの対処が必要です。
また埋まったままの親知らずが、含歯性嚢胞(骨に埋まっている歯の成分が袋状になってしまった状態)や腫瘍の原因となってしまっている場合もあります。このような場合も抜歯をおすすめします。
まずは診断を受けましょう
親知らずの生え方は、患者様お一人おひとりによって異なります。
抜歯の有無を早めに確認するためにも、まずは歯科医院で検診を受けましょう。
十日町デンタルクリニックでは、大学病院と提携し、重度の埋没歯など難しい症例にも対応しています。
親知らずが生えてきてお口の中に違和感のある方、抜歯を断られた経験をお持ちの方も、お気軽にご相談ください。